マウスピース矯正装置の作成の流れ
近年、マウスピース矯正を選択される方が増えています。マルチブラケット矯正よりも目立たず、食事などの制限がなく、歯磨きなどもしやすいことが人気を集めています。具体的にはどのような順序で矯正が始められるのでしょうか。
〈マウスピース矯正の治療の流れ〉
マウスピース矯正にはいろいろな種類がありますが、基本的な流れは以下のとおりです。
①矯正のカウンセリング
最初はカウンセリングからスタートします。その患者さんの望んでいることや、悩み、ふさわしい矯正治療方法、矯正期間、費用のことなどを話し合います。お互い納得したら、次のステップに進みます。
②精密検査
治療の方針が決まったら、精密検査を行います。現在の歯の状態の記録をとるために、お口の中の写真を撮ったり、レントゲン写真を取ります。また型取りも行います。
③治療計画の説明
精密検査の結果をもとに、矯正医が具体的な治療計画をたてます。それを3Dでシュミレーションし、後日患者さんに説明します。患者さんも納得した段階で契約書を交わします。
④矯正治療の開始
その患者さんに合わせて作られたマウスピースを装着して、矯正が始まります。1つのマウスピースを使用する期間はそれぞれ異なるため、矯正医からの指示通りに装着しましょう。マウスピースは1日20時間以上付ける必要があります。インビザラインの場合は1回だけの型取りですが、その他のマウスピース矯正の場合は、新しいマウスピースに替えるたびに歯の型取りを行う必要があります。
⑤保定期間
歯並びが整ったら、保定期間に入ります。歯並びを安定させ、後戻りを防ぎます。
以上が基本的なマウスピース矯正の流れです。納得して治療をすすめるためにも、気になることははっきりと矯正医に確認しましょう。